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ウミガメの見分け方・種類
ウミガメの見分け方をご紹介いたします。今日出遭えたウミガメは何ウミガメでしたが?撮影した写真があれば見比べてみてくださいね。
ここ沖縄で出遭えるのは、アオウミガメ、タイマイ、アカウミガメの3種類です。
見分け方のポイントは、顔つき・額板・甲羅の形、頭の大きさです。
これから出遭う方は、見分け方の勉強に!お友達や一緒に潜る人に見分け方を教えてあげてくださいね。
見分け方がわかれば、ウミガメマスター認定です。
最後に、生態や保護について考えてみるいい機会になることを願います。
アオウミガメ 英名:Green turtle | |
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顔つき≪愛くるしい癒し系≫ |
体内の脂肪が青色(正確には緑色)だったことが名前の由来。海藻を主食としており、海藻の色素が脂肪に沈着することで体色が緑色をしている。 甲長は約90cm。成長すると体重は150kgに達する大型。 額板は縦長2枚で、甲羅はツルツルしており、頭部は小型。 アオウミガメは、絶滅危惧種に指定されています。 アオウミガメの肉や卵は、昔から食用として人気があり、世界中で乱獲されました。また護岸工事等で砂浜がなくなり、産卵場所が減少したことにより、絶滅の心配が続いています。 |
タイマイ 英名:Hawksbill turtle | |
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顔つき≪ポーカーフェイス≫ |
ベッコウガメとも呼ばれ、甲羅は鼈甲(べっこう)細工に使用されていました。 【1994年 日本 タイマイ製品の輸入禁止措置】 英名は、ホークスビル(鷹(タカ)のくちばし)を意味し、文字どおり口端が特徴。 甲長は約80cm、体重最大約90kgの小型。 額板は4つ葉型で4枚、甲羅はウロコのように重なっており、縁は缶詰めの切り口のように、ギザギザしています。 タイマイは、近絶滅種に指定されています。 タイマイの美しい甲羅が狙われ、乱獲され大幅に個体数が減少。現在は、砂浜の減少で産卵自体が困難な状況が続いています。 |
アカウミガメ 英名:Loggerhead turtle | |
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顔つき≪こわもてチョイワル風≫ |
アカウミガメは行動範囲が広く、沖合いで活動することが多いため、沖縄で会えることは稀なこと。 赤褐色の大型のウミガメ。 英名(ロガーヘッド(大きな頭、鉄球))のとおり、頭が大きく、アゴの力が強力。 甲羅はざらついており、藻が生えていることも。 大型でコワモテな風貌から、ダイバーからは”ガメラ”と呼ばれています。 額板は花びら型5枚。 アカウミガメは、絶滅危惧種に指定されています。 砂浜の埋め立てにより減少。アカウミガメの母親は、自分が生まれ育った砂浜で産卵する習性があり、別の産卵場所を探すのが不得意とすることも要因です。 |
オス♂
・しっぽが太くて長い
・前足のツメが大きい
しっぽの正体は、男のしるし(生殖器)です。
※仔ガメのときはしっぽが短いので見た目では判別できません。
メス♀
・しっぽが短い(見えづらい)
・前足のツメが大きくない
※仔ガメのときはしっぽが短いので見た目では判別できません。